住友林業の太陽光発電システムの設定は3社のみです。パナソニックが一番安いらしく、設計途中で、ロボホンHEMSモデルと連携可能なシャープに変更したい旨を伝えたものの、もともとのパナソニックに決定しました。

着工合意後に使用確認漏れが発覚

私はよく覚えていませんが、担当の設計士さんは「屋外にパワーコンディショナー(パワコン)を設置する」と説明したそうです。しかし、着工合意後、パナソニック製品は室内設置となると判明し、どこにパワコンと接続箱を設置したらよいか、相談を受けました。

調べたところ、分電盤の近くに設置するとより性能が発揮できるとわかり、提案された位置ではなく、分電盤そばの「トイレ前」に決めました。しかし、後になって配偶者が「鈍臭いものは目に見えるところに設置したいない」と主張し、「パワコンは起動中にモスキート音が出る。室内に設置したくない。屋外設置のシャープにまるごと差し替えて欲しい」と無理難題を言い出しました。

パワコンの仕様説明には「図書館並みの静かさ」としてdB数が記載されていますが、同じdB数の製品は、実際には「うるさい」と感じています。

変更希望のメールを送った翌日、現地に行き、棟梁、設計士、担当営業さんに配偶者のワガママをありのまま伝え、「洗濯機置場直上の棚を外し、そこに設置する」という内容で決着しました。

もともとパワコンを設置予定だった1階トイレ前

室内設置に変更後、最初に指定したトイレ前の壁にはすでに配線用の穴が開けられ、配線が通っていました。本当に申し訳ない。

モスキート音が気になるタイプの方は、パワコンを屋外に設置するタイプの太陽光発電システムを選びましょう。音は気にならないが、室内に機械ボックスを極力置きたくない方は、パワコンと接続箱が一体型の方式を選びましょう。ちなみに、パワコン位置変更にあわせ、接続箱はパワコンと縦並びから、シューズクローク内に変更しました。

やむなく洗濯機置場上の収納を諦め、パワコンは分電盤の横に

屋外にパワコンを設置する方式にはデメリットがあり、メンテナンス性、耐久性は室内のほうが高いです。また、パワコン一体型接続ボックスは、分離タイプより割高です。

太陽光発電は機器の耐用年数によって採算分岐点が変わり、故障しにくくメンテナンス費用がかからない製品を選ぶべきです。その代償がモスキート音の発生なのでしょう。代償なしにお得な話はないのです。