現在、デベロッパー独自表記で「3LDK+N+2WIC」の分譲マンションに住んでいます。Nは納戸、WICはウォークインクロゼットです。

検討の結果、木造戸建の新居は7.2×7.2の間口4間の総二階になりました(決定間取りはこちら)。同様の表記にすると、新居は、3LDK+2N+FCL(ファミリークロゼット)+エントランスクロゼットです。一般的な表記では3LDKまたは2LDKになるでしょう。

建物本体価格は安いものの、付帯工事費用・申請費用がかさみ、総額は高いという残念な結果です。どうせなら、もっと部屋数を減らし、1LDK+αまでオリジナリティを突き詰めても良かったかもしれないと思い、最終決定した間取りをもとに再検討した結果、

2LDK+2N+FCL+WIN+エントランスクロゼット+ファミリースペース

が最もゆとりがあり、可変性が高いと思い至りました。一般的な表記では2LDKまたは1LDKです。しかし、将来の売却・賃貸の可能性を考えると、3LDK以下は好ましくありません。早く3LDK/4LDK神話がなくなるよう、意識改革を呼びかけたいと思います。

1LDK+αの理由

尺モジュールとメーターモジュールが混在しており、前者が優勢です。デメリットは、廊下幅が91cmに固定され、大型家電の搬入やリュックを背負った状態でのすれ違いが困難になることでしょう。

廊下やリビングドアは幅100cm以上に広げるべきと考えます。そこで、再検討した理想の間取りでは、玄関の奥行きを設け、玄関ホールとリビングをつなぐ廊下の幅を広げました。SICは小さめで、カウンター型の下駄箱も併設。玄関ホールには、通勤バックなどを入れるシステム収納も完備しています。

LDKは約18.5畳で、パントリーを兼ねたカップボードは幅270mm。トイレとリビングの間にはドアを二重で設置する一方、洗面脱衣所の出入りは2Way。収納と断熱性を確保するため、南側は窓1つですが、予算が許せば、南面は全面ハイサッシの窓にしたいところです。必ず明るく開放的な家になるでしょう。

1階間取り別案

続いて2階。東側に4畳の大きな窓の洋室。想定は書斎です。トイレと女性用のパルダ−ルームを1室にまとめ、独立性を保ちつつ、化粧品などの収納スペースを確保します。一方、西側は4畳のファミリークローゼットと6畳の主寝室となる洋室+クロゼット。本当は寝室は8畳は確保したかったのですが、7.2×7.2の間口では物理的に無理でした。

2階間取り別案

残りは掃除用品などを収納する納戸と物入れ、広いファミリースペースです。セカンドリビングとして、テレビとソファーベットを設置します。子ども1人なら、当初は寝室で全員眠り、子どもが思春期に入ったら書斎だった洋室を子ども部屋に、ファミリースペースを書斎に置き換えればいいのです。そして独立して出ていったら、2人で広々と過ごす。

4畳の居室、1畳以上のトイレ・パウダールームの問題点は、適切なサイズのエアコンがないことであり、欠点を抜本的に解決するため、第1種換気システムより、携帯の小型エアコン・冷風機の普及拡大を期待します。

なお、ダイキンはMakuakeでポータブルエアコン「Carrime(キャリミー)」のクラウドファンディングを募集しています。数年以内に量産化されそうです。