建設地周辺は区画整理中で、開発道路が新設されると聞きました。実際に場所を指して説明を受け、その1本だけだと思い込んでいました。しかし、区画開発名を検索して調べると、南側に加え、北側に幅員12mの開発道路の設置が決まっていました。

本来なら、この2本の開発道路が開通するまで着工を待つべきだったでしょうか? 区画整理事業は、平成40年度(今から9年後)に完了予定です。2年前の時点で、議員は「なぜ1軒の反対で事業が進まないのか」と問いただし、すでに20年進めている事業がこのままでは100年かかると糾弾していました。

10年後は自動運転・新モビリティの時代のはず

幅員12mの開発道路は、最寄り駅と市役所(市中心部)を結ぶ非常に重要な路線です。だから、わざわざ建設しようとしています。道路なんてチンタラ作っていくものじゃない。重要なのはスピード感。

そもそも、あと5年、10年も経ったらクルマの形が変わりそうです。都心部では急激にシェアサイクルの存在感が高まっています。自動運転を見越し、道路はできるだけ広いほうがよく、歩道・自転車通行路まで揃って初めてちゃんとした「道路」といえます。

建設地周辺は、現状は2台の車両がすれ違いできない道路、大型トラックが進入できない道路ばかり。それらは自動車用の道路ではなく、単なる小道です。小道しかないエリアは、今後ますます住宅建築費が整形地・道路付けの良い土地に比べて割高となり、資産価値のない土地となる。

街路樹のある歩道まで揃って初めてちゃんとした道路。計画から時間がかかりすぎ、もはや古い

小型EV開発は、道路の幅員拡張ができず、モビリティ交通の側面から価値の低下する旧来の街を再生する切り札。戦国時代から街づくりは政治家の仕事。日本に望まれるのは、リスクを取って率先してリーダーシップを取る人と適切な補助金です。

とにかく開発道路を早く作れ! 12m道路につながる市道も最低6〜8mを基本に! セットバック後4mでは足らぬ。