2010年代半ば、三菱電機が「置けるスマート大容量」を開発し、同じ設置スペースにより大容量の冷蔵庫を設置できるようになりました。昨日、店員に聞くまですっかり忘れていたのですが、2015年6月には、定格内容積のルールと年間電気消費量目安の規定(JIS)が変わります。切り替え時期前後で、販売中の製品は「容量がやや小さくなり、電気代が跳ね上がった」そうです。

それから5年。現行製品同士は一律の基準で比較可能ですが、手持ちの冷蔵庫と比較する場合は、同じ容量にはならないのです。

いま自宅で使っている2010年1月3日購入、パナソニックの幅60cmの片開き冷蔵庫「NR-E433T」は定格容積427L。購入時、展示限りの在庫品で、当時でも破格の安値税込10万円(消費税率5%)でした。しかし、3年目くらいからイラつきはじめ、容量の少なさを感じました。

今回もバーゲン品です。2020年1月13日購入、東芝の幅68.5cmの6ドア(フレンチドア)、真ん中野菜室の冷蔵庫「VEGETA GR-R550FZ」は定格容積551L。数字だけ比較すると約120Lアップしたように思えますが、実際は約105L程度の増量にとどまるようです。

全3色のうち1色しか在庫がないため、在庫処分に入っているようで、値段交渉の結果、税込で本体代18万円(消費税率10%)、別途、下取り料金加算となりました。なお、今回は旧製品の引取先と搬入先住所が異なるので、下取り割引はありません。

はっきりいうと、我が家の家電・カメラは、ほとんど在庫限りの展示品で、店で購入する理由は、掘り出し物を探すため。さらに値段交渉は当たり前。しかし、一昨年以来のPay系決済キャンペーン多発とインターネット通販の普及を受け、あと10年くらいでこの慣習は廃れそうですね。

せっかく買ったものの、転居まで2カ月間は倉庫に寝かせっぱなしですが、引越し日から新しい冷蔵庫が使えることが確定しました。過去2回の例から、1年間で見ると冷蔵庫の買い時は1月といえるでしょう。価格だけでみると、最も安い時期は3月末なのですが、繁忙期のため、配送が雑になりがちです。