野村不動産のマンションブランドはPROUD<プラウド>、分譲戸建ブランドはPROUDシーズンです。Webサイトを見ればわかりますが、2つのプラウドはテイストが同じです。

プラウドシーズンは、メーカー名のない建売戸建とは間取り、外構、分譲地全体の設計が異なります。ただ、地価の高いエリアでは延床面積28〜29坪のため、建て替え時に間取りのバリエーションがないと考えられます。

ずっと同じ間取りしか建てられない!

理想は敷地、延床面積とも30坪以上のゆとりのある物件です。

デメリットはもう一つ、外装と屋根が各戸ほぼ同じのため、個性に乏しい点です。屋根色のバリエーションを増やしたらもっと売れるかもしれません。また、建売共通の欠点ですが、階段が急すぎます。これはコストカットを行いたい業者都合のため、バリアフリー法で狭すぎ・急すぎの階段を規制するべきでしょう。

理想の間取りは実はこれ!?

敷地面積は30〜40坪で十分です。それ以上の広さは個人宅には不要です。分筆して駐車場・サイクルシェアとして運用しましょう。土地は資産を生み出してこそ価値がある。

プロウドシーズン間取り(例)

しかし、この理念は理解し難い人もいるわけで、建設地は敷地が広すぎた

戸建注文住宅に資産価値を持たせるため、プラウドフォロワーのハウスメーカーに登場して欲しいところです。追加の費用負担なしで分筆を提案し、まず敷地を40坪以下に押さえ、外構と住宅建築費用をセットにした予算を最初から提示してほしいからです。分譲マンションの価値は住人でシェアする共有部こそにある。戸建住宅も同じ条件であるべきです。

デベロッパーが手掛けた新規分譲地なら道が広く、インフラが最初から整い、公園や緑も多い

ハウスメーカーの間取りと、マンションライクなプラウドシーズンの間取りの違いは、建設費増をいとわない、敷地効率の最大化です。後者は全体的にカクカクしているわけです。そして徹底的に南面リビング、南面寝室にこだわり、場合によっては北側2階バルコニーも設置します。また必ずストレージエリアを設け、収納スペースを確保しようとします。一般人はケチなので、「整った街づくり」「安心・安全の治安の高いエリア」は一部のハウスメーカー、マンションデベロッパーしか出来ません。