若い人には、積立型死亡保険、iDeCo、積立型医療保険、個人年金の順に勧めます。ただ、個人年金はゼロ金利政策が終了するまで待ったほうがいいでしょう。

積立型死亡保険は、具体的には「明治安田生命じぶんの積立」一択です。生命保険という名の貯金です。

すでに個人年金、積立型死亡保険に加入していたため、悩んだものの、今年1月からiDeCoにも加入しました。配分と運用結果は、次回以降の記事やこちらのページで順次公開する予定です。

優先順位は所得控除>税額控除

2017年1月から、国民年金加入者はほぼ誰でも加入可能になり、iDeCo(イデコ)という愛称がつけられました。2018年からは、事前に申請すれば年払いや隔月払いも可能です。

簡単にいうと、iDeCo(個人型確定拠出年金)は、従来の自動積立定期貯金に代わる「投資プラットフォーム」です。最大のメリットは年収水準に応じて変わる節税+運用益。積立時/運用中/受取時にさまざまな税制優遇を受けられます。

デメリットは原則60歳まで引き出せず、運用手数料など各種手数料がかかること。とはいえ、掛け金(支払額)が全額所得控除の対象となるため、節税効果は絶大です。専業主婦・主夫志向の場合は、節税メリットがないのでiDeCoよりも、2018年から始まった「つみたてNISA」のほうが有利です。

所得税が下がると住民税が下がり、連動して認可保育園・こども園・幼稚園の保育料が下がる可能性があるので、少なくとも該当する年齢の子どもがいれば、今や返戻率の非常に低い「学資保険」ではなく、真っ先にiDeCo加入を検討するべきでしょう。

*(2)に続く

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